アスペルガー症候群の人や発達障害のADHDの方が職場にいる場合、どのように接すれば良いのでしょうか?
発達障害の私もそうでしたがアスペルガーやADHDの方は下記を誰にもいえず困っていることがあります。
大人のアスペルガーやADHDの人は困っていることが多い

発達障害の私もそうですが見た目は何も普通の人と変わりはありません。ただ、その分辛いことがあります。またグレーであり悩んでいることも多いのです。
例えば、下記のようなことになやんでいることが多いです。
- スケジュール、タスクの優先順位の管理ができない
- 興味・関心のある仕事に没入して他の業務を忘れる
- 締め切りに間に合わない、ギリギリになる
- 視覚、聴覚からの刺激で集中が切れる
- 怠けていると誤解される
- 書類の誤字・脱字が多い
- 作業手順のミスが多い
- 言葉足らずな発言、勤務態度の悪さから誤解を受ける
- 変化が大きい仕事を好み、転職を繰り返す
アスペルガーやADHDの方々と仕事・職場での接し方・向き合い方は?

アスペルガー症候群の人やADHDなど発達障害の方が職場にいる場合に接する際のポイントは、以下の通りです。最も大事なことはあいまいな表現を避けることです。
・あいまいな表現を控える
・穏やかな環境を提供する
・優れた点(長所)を褒める
・こだわりを応援する
私たちが普段使用しているような抽象的な言い回しの場合、理解できないことが多いです。具体的で分かりやすい説明を心がけてください。
同僚や上司がアスペルガーやADHDの人に長所を伸ばすために

騒がしい場所や慌しい場所を嫌う傾向があるので落ち着いたシチュエーションを提供するのもとても大事なことです。大声で怒ったりすると、それがトラウマになりやすいので、注意してください。
そして、長所を見つけた場合は、それを褒めてあげましょう。褒められるとそのことがやる気に繋がり、成長のきっかけになります。
また、アスペルガー症候群の人は何かこだわりを持っていることが多いので、そのこだわりを尊重し、できるだけ応援してあげてください。興味のあることを積極的にフォローアップしてあげることで、才能が開花するかもしれません。
職場で上司や同僚のサポートが重要になる!合理的配慮も

部下や同僚が発達障害と疑われる場合、本人にそれとなく伝えるのもよいでしょう。私も含めて自分は発達障害かもしれないと疑いをもっているかもしれません。
ただ、怒鳴るようにコミュニケーションが苦手などいってはいけません。本人にとってはとてもデリケートな問題なのです。
また、本人の自覚があれば勤務先に発達障害であることを伝えて、特性に合わせたサポートを受けることを「合理的配慮」といいます。
それができる環境を整えるように勧めるのがよいのではないでしょうか。
診断名に加えて「〇という場面(業務)では、△といった特性により□のように困りやすい」と実例と理由をセットで説明すると理解を得やすくなるほか、一緒に対策を考えてもらえたり、担当業務を調整してもらえたりと、働きやすくなる可能性が高いです。
まとめ
アスペルガー症候群やADHDには優れた記憶力や集中力などの特性もあります。
特性を活かすことのできる仕事に就き、活躍している人たちもいます。
周囲の人の理解と支援があれば働きやすくなります。
特性や適性に合う仕事に就いたあとも、周囲の人と協力して、より働きやすい仕事環境を作っていきましょう。
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