ADHDの特性として「過集中」があります。「集中しすぎ」のことなのですが、どこからが「しすぎ」なのかが
判断の難しいところですよね。

発達障害のある人の中には、注意の散漫さがある一方で、短期的にものすごい集中力を発揮したり、自分の興味関心が強い特定の物事に時間を忘れるほど没頭したりといった、いわゆる「過集中」の状態になりやすい人もいます。
過集中を仕事や創作活動などに活かすことができれば高い生産性を発揮するなど、良い面もあります。
一方で過集中が切れた際に一気に疲れが来てしまったり、他の活動や仕事との切り替えができず不都合が起こってしまうこともあります。
【過集中ゾーン違い】天才に入ると集中力が異常?


集中力が異常に入るADHDも?
発達障害ではないかと思わせる天才的な人と言えば、エジソンやアインシュタインを思い浮かべます。
エジソンは子どもの頃、異常な知りたがり屋で、学校で「Why」ばかりを繰り返して先生を困らせたり、「なぜ物は燃えるのか」を知りたくて藁を燃やし、小屋を全焼させたといったエピソードが残っています。
一方、アインシュタインは5歳頃まで言葉が出ず、コミュニケーションが苦手だったけれど、数学だけは小さい頃から傑出した才能を見せたと伝えられています。



斬新で天才的な発想をする人の多くは、診断がつくかどうかは別として概してASDタイプです。
記憶の仕方が独特で、文字を映像のように記憶してしまい、膨大な量の情報を一瞬にして覚えることが可能となります。
もちろん全員がそのような記憶の仕方をできるわけではないですが、常人とは違う思考方法をしているのだと思います。
【過集中ゾーン違い】天才で何が問題なの?健常者とのゾーンとの違い!


何が問題なの?健常者とのゾーンとの違い!
極端に追い込まれたり、プレッシャーを感じるとき、人間はフロー状態になります。
「フロー状態」とは、心理学者チクセントミハイによって名付けられた、人間があることに没入している超集中状態を指し、これを俗に「ゾーンに入る」と呼びます。
日本では人気漫画「黒子のバスケ」の作中でよく描かれ、この言葉も有名となりました。
「ゾーン」に入ることで、時間が止まったかのような、研ぎ澄まされている感覚を味わい、短い時間の中で適切な判断ができるようになります。
しかも「ゾーン」に入っているときは、恍惚感、多幸感を抱くことも特徴。これは「痛み」を「快感」に変える神経伝達物質「エンドルフィン」が脳内で分泌することによる作用と言われています。
「ゾーン」に入るためには、強烈なプレッシャーを自分に課す必要があります。そうでないと「エンドルフィン」が分泌されず、「痛み」を「快感」に変えることができないからです。感情的になってしまうのは、闘争本能を呼び起こす神経伝達物質「アドレナリン」が過剰分泌するからでしょう。
ADHDの過集中とゾーンの違いは?



発達障害と診断されるまえ仕事でゾーンに入ったと思っていたんですよね。
ADHD(注意欠如・多動性障害)は、attention-deficit hyperactivity disorderの頭文字をとったものです。
主な症状としては、不注意・衝動性・多動性が見られます。例としては、興味関心の無いことには集中できない、落着きがない、衝動的に行動してしまうといった症状が見られます。
こうしたところから、ADHDのある人は何にでも集中できないのではないかというイメージを持ちがちですが、そうではありません。
場合によっては自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎて切り替えができないこともあります。これらの症状は社会や学校で生活するうえで、大きなつまずきとなっていることが多いです



「めちゃくちゃ仕事がはかどるぞ!」は危険信号です!
【過集中ゾーン違い】天才ゾーンに入ると集中力が異常でデメリットは?


ASD(自閉スペクトラム症)傾向があり、在宅ワークで仕事の生産性が「上がった」方、それなりに多いと思います。
仕事が好きで、しかもオフィス環境というストレッサーから解放された。あなたの集中力は過去最高に高まっている。
それはもちろん素晴らしいことです。
しかし、仕事のスイッチが常にオフになっている人と常にオンになっている人、どちらが危ないかといえばいうまでもなく後者です。
実際、発達障害傾向のある方は「仕事に全く集中できない」症状の一方で、「過集中」に陥ることが珍しくありません。
僕もこの状態に入ってしまうと30時間以上不眠不休で動き続けてしまうことがよくあります。本当はどこかで断ち切るべきだとわかっていても、ひとたび勢いに乗ると「よっしゃ、やるぞ!」が止まらなくなってしまい、先日脱水症状と過労で倒れて病院に運ばれました。



エンジニアやプログラマは過集中は向いてるとおもうけどしっかりとやすまないといけないんですね。
【過集中ゾーン違い】天才ゾーンに入ると集中力が異常な場合の対策方法?治し方
【過集中天才】コントロール?対策方法は?治し方





自分でトレーニングはできるかとおもいます。
- できるだけ、タイマーをセットするなどしましょう。過集中状態になっても疲れすぎる前に休憩が取れるように環境設定しておくと良いでしょう。
- 集中しすぎて周囲の声かけに気づかなくなる場合は、肩をたたくなど、声以外の方法で知らせてもらうよう、周囲の人にお願いしておくのも一つの手です。
- ■時計を見るくせをつけよう作業をしてどれくらいの時間がたったのか確認することができます。まずは時計を見るくせをつけることで、自分が今どんな状態なのか考えることができます。
- 時間を忘れて没頭してしまうなら予定をたてましょう。仕事や作業に没頭する時間、作業を終える時間や休憩時間をしっかり決めることで、日常生活や健康に支障をきたすことは少なくなります。
まとめ:【過集中ゾーン違い】天才ゾーンに入ると集中力が異常?デメリット?
いかがでしたでしょうか。
【過集中ゾーン違い】天才ゾーンに入ると集中力が異常?デメリット?についておつたえしました。
ここでは簡単な過集中の説明や、ADHD・アスペルガー症候群の症状との関連についてふれていきました。過集中による強みも多くありますが、一方集中し過ぎてしまうあまりうまれる困難さもあります
コメント