ADHDの特性として「過集中」があります。「集中しすぎ」のことなのですが、どこからが「しすぎ」なのかが
判断の難しいところですよね。
「一瞬で何時間も経ったかのような感覚。世界がスローモーションのように見えて、他の全てが消えるような経験をしたことはありませんか?それは「過集中」の現象かもしれません。
しかし、この過集中ゾーンは、天才の特性なのでしょうか。
それとも何かの障害の表れでしょうか?時間の感覚が無くなり、疲労やストレスが溜まることがあります。
また、過集中になると周囲をシャットアウトしてしまうため、事故や怪我につながる可能性も…。
発達障害のある人の中には、注意の散漫さがある一方で、短期的にものすごい集中力を発揮したりします。
自分の興味関心が強い特定の物事に時間を忘れるほど没頭したりといった、いわゆる「過集中」の状態になりやすい人もいます。
私自身も、過集中状態による疲労とストレスで倒れ、病院に運ばれる事態に陥ったことがありました。
しかし、過集中の対策を考え、ITツールを活用し、タイマーを使って作業時間を区切るなどの対策を試み、自分の過集中をうまく管理する術を見つけました。
これにより過集中状態での働き方を改善し、より健康的で効率的な仕事の進め方を実現しました。
本記事を通じて、あなたもKさんのように、過集中の力をうまくコントロールし、活用していくヒントを得ることができます。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
過集中とゾーン違い?聞こえない理由は?
①過集中のゾーン状態の違いは?
過集中のゾーン状態は、個人差がありますが、一般的に以下のような違いがあります。
過集中のゾーン状態は、その深さによって影響の度合いが異なります。
軽度のゾーン状態であれば、ある程度のコントロールが可能ですが、中度から重度になるにつれて、日常生活への支障が大きくなります。
自分のゾーン状態を把握し、適切な対処法を実践することが重要です。
また、周囲の人にゾーン状態について理解してもらい、必要な支援を受けることも大切です。
過集中の特性を活かしつつ、健康的で充実した生活を送るためには、バランスを保つことが鍵となります。
ロー状態 | 過集中 |
---|---|
タスクに完全に没頭する | タスクに集中しすぎて周りの環境に気づかない |
時間の経過を忘れる | 時間の経過を意識する |
創造性や生産性向上につながる | ストレスや疲労につながる |
タスクに適した環境を整える | タスクを定期的に休憩する |
タスクに集中できるような状態を作る | 周りの環境に気づくようにする |
①脳が周囲の環境をシャットアウトする
私もそうですが皆さんも何かに熱中している場合には脳が周囲の環境をしゃっとアウトしたことはありませんか?
脳は、常に多くの情報を処理しています。
しかし、一度に処理できる情報量には限界があります。そのため、脳は、必要な情報に注意を集中し、不要な情報はシャットアウトします。これにより、脳は効率的に情報を処理することができます。
周囲の環境は、しばしばストレスの原因となります。そのため、脳は、ストレスを軽減するために、周囲の環境をシャットアウトします。これにより、脳はリラックスして、作業に集中することができます
また。創造性を妨げる原因となります。そのため、脳は、創造性を高めるために、周囲の環境をシャットアウトします。これにより、脳は自由に思考することができ、新しいアイデアを生み出すことができます。
。しかし、過度に周囲の環境をシャットアウトすると、社会性やコミュニケーション能力に影響を与える可能性があります。そのため、過度に周囲の環境をシャットアウトしないように注意することが大切です。
②時間の感覚がなくなるっている
私の経験でもありますが、集中力が高まっているときには、時間の感覚がなくなることがあります。
これは、脳が周囲の環境をシャットアウトし、作業に集中しているためです。
この状態を「ゾーン」と呼びます。ゾーンに入ると、作業がはかどり、創造性を発揮することができます。
しかし、ゾーンに入ると、周囲の環境に気づかなくなり、危険な目に遭うこともあります。そのため、ゾーンに入るときは、周囲の環境に注意することが大切です。
ゾーンに入ると、作業がとてもスムーズに進み、集中力も高まります。
③集中力が異常に入るのは障害?
発達障害ではないかと思わせる天才的な人と言えば、エジソンやアインシュタインを思い浮かべます。
エジソンは子どもの頃、異常な知りたがり屋で、学校で「Why」ばかりを繰り返して先生を困らせたり、「なぜ物は燃えるのか」を知りたくて藁を燃やし、小屋を全焼させたといったエピソードが残っています。
一方、アインシュタインは5歳頃まで言葉が出ず、コミュニケーションが苦手だったけれど、数学だけは小さい頃から傑出した才能を見せたと伝えられています。
斬新で天才的な発想をする人の多くは、診断がつくかどうかは別として概してASDタイプです。
記憶の仕方が独特で、文字を映像のように記憶してしまい、膨大な量の情報を一瞬にして覚えることが可能となります。
もちろん全員がそのような記憶の仕方をできるわけではないですが、常人とは違う思考方法をしているのだと思います。
過集中とゾーン違いは?聞こえない?ADHDやアスペルガー?発達障害なの?
①発達障害 の過集中とはなに?
発達障害における過集中とは、特定の物事や活動に極端に没頭し、他のことに注意を向けることが難しくなる状態を指します。
過集中の特徴として、まず興味のある物事に強く引き付けられ、長時間集中し続けることが挙げられます。
そのため、周囲の状況や時間の経過に気づきにくくなり、他の活動や義務を忘0れてしまうことがあります。
また、過集中の対象以外に注意を向けることが難しく、中断されると強い不快感やストレスを感じることもあります。
このような過集中の状態は、発達障害者にとって日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
発達障害における過集中は、特性の一つではありますが、適切な対処法を実践することで、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。
自分に合った方法を見つけ、周囲の理解と協力を得ながら、バランスのとれた生活を目指すことが大切だと言えます。
②健常者とのゾーンとの違い!
極端に追い込まれたり、プレッシャーを感じるとき、人間はフロー状態になります。
「フロー状態」とは、心理学者チクセントミハイによって名付けられた、人間があることに没入している超集中状態を指し、これを俗に「ゾーンに入る」と呼びます。
日本では人気漫画「黒子のバスケ」の作中でよく描かれ、この言葉も有名となりました。
「ゾーン」に入ることで、時間が止まったかのような、研ぎ澄まされている感覚を味わい、短い時間の中で適切な判断ができるようになります。
しかも「ゾーン」に入っているときは、恍惚感、多幸感を抱くことも特徴。これは「痛み」を「快感」に変える神経伝達物質「エンドルフィン」が脳内で分泌することによる作用と言われています。
「ゾーン」に入るためには、強烈なプレッシャーを自分に課す必要があります。
そうでないと「エンドルフィン」が分泌されず、「痛み」を「快感」に変えることができないからです。感情的になってしまうのは、闘争本能を呼び起こす神経伝達物質「アドレナリン」が過剰分泌するからでしょう。
③ADHDの過集中とゾーンの違いは?
発達障害と診断されるまえ仕事でゾーンに入ったと思っていたんですよね。
ADHD(注意欠如・多動性障害)は、attention-deficit hyperactivity disorderの頭文字をとったものです。
主な症状としては、不注意・衝動性・多動性が見られます。例としては、興味関心の無いことには集中できない、落着きがない、衝動的に行動してしまうといった症状が見られます。
こうしたところから、ADHDのある人は何にでも集中できないのではないかというイメージを持ちがちですが、そうではありません。
場合によっては自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎて切り替えができないこともあります。これらの症状は社会や学校で生活するうえで、大きなつまずきとなっていることが多いです
「めちゃくちゃ仕事がはかどるぞ!」は危険信号です!
過集中とゾーン違いは?聞こえない?コントロールする対処方法?
①疲労がたまり疲れる
私は疲労がたまり疲れるのは耳の難聴などなり、それでも仕事が忙しくて体のアラームを聞こえなくなりました。
結果としてプロジェクトが終ると体は壊し、うつでメンタル不調で休職をくりかえしました。仕事に没頭して、自分の体調を顧みなかった結果、体調を崩し、メンタル不調になってしまったのですね。
労は、身体的にも精神的にも大きなダメージを与えます。私のように耳の難聴などの身体症状が出ている場合もあります。
②ストレスがたまる
私の経験上ですが、過集中で一生懸命にやってるのにうまくいかないことがある。余計にストレスがたまってしまうことがありました。
過集中状態になると、脳がドーパミンという神経伝達物質を大量に分泌します。
ドーパミンは、快楽や報酬を感じたときに分泌される物質で、過集中状態を継続させるのに役立ちます。
しかし、過集中状態が長時間続くと、ドーパミンの分泌量が減少し、イライラや焦燥感などの症状が出ることがあります。また、作業が思うように進まないと、さらにストレスがたまってしまうことがあります。
過集中状態は、作業を効率的に進めるためには有効な状態ですが、ストレスをためるなどデメリットも知っておく必要があります
③事故や怪我にあう可能性がある
過集中状態は、事故や怪我の原因になることがあります。
作業に集中しすぎて、周囲の環境に注意を払っていないと、転倒や衝突などの事故につながる可能性があります。また私の場合は電車で目的地に行こうとしてもなかなか到着できないなどもありました。
作業に集中しすぎて、自分の周りにいる人や物に注意を払っていないと、怪我をしてしまう可能性があります。
また、歩きながらスマホを見ていて、ぶつかったり、転んだりすることがあります。また、料理をしながら、テレビを見ていて、火傷をしたり、怪我をしたりしてしまうこともあります。
④在宅ワークで過集中になり病院に運ばれた
私にはASD(自閉スペクトラム症)傾向があります。在宅ワークで仕事の生産性が「上がった」方、それなりに多いと思います。
仕事が好きで、しかもオフィス環境というストレッサーから解放された。あなたの集中力は過去最高に高まっている。
それはもちろん素晴らしいことです。
しかし、仕事のスイッチが常にオフになっている人と常にオンになっている人、どちらが危ないかといえばいうまでもなく後者です。
実際、発達障害傾向のある方は「仕事に全く集中できない」症状の一方で、「過集中」に陥ることが珍しくありません。
僕もこの状態に入ってしまうと30時間以上不眠不休で動き続けてしまうことがよくあります。
本当はどこかで断ち切るべきだとわかっていても、ひとたび勢いに乗ると「よっしゃ、やるぞ!」が止まらなくなってしまい、先日脱水症状と過労で倒れて病院に運ばれました。
エンジニアやプログラマは過集中は向いてるとおもうけどしっかりとやすまないといけないんですね。
過集中とゾーン違いは?集中力が異常での対策方法?
①タイマーをセットする
タイマーをセットすることは、過集中状態を解消する一つの方法です。
タイマーをセットすることで、作業に集中しすぎるのを防ぐことができます。
また、タイマーが鳴ったら、必ず休憩をとるようにしましょう。休憩をとることで、脳を休ませて、集中力を回復させることができます。
タイマーをセットする際には、長すぎないように注意しましょう。タイマーを長くしすぎると、休憩が十分に取れていない可能性があります。タイマーを5分~10分程度に設定しておくと良いでしょう
②周囲の人に声をかけてもらう
周囲の人に声をかけてもらうのも、過集中状態を解消する有効な方法です。
作業に集中しすぎて、周囲の環境に注意を払っていないことに気づかせることができます。また、周囲の人に声をかけてもらうと、休憩をとるきっかけにもなります。
作業から離れて休憩をとることができるので、過集中状態を防ぐことができます。また、作業に没頭しすぎて、時間を忘れてしまうことも防ぐことができます。
③腕時計をつける
私が試した方法ですが腕時計をつけておくと、時間を確認できて、」休憩をとるタイミングを忘れずに済みます。
作業に没頭しすぎて、時間を忘れてしまうことも防ぐことができます。気分転換にもなりますね。
腕時計が大きく目立つものを選ぶと、視界に入りやすく、休憩をとるタイミングを意識しやすくなります。
④過集中状態にこそITツールを利用して予定を立てる
過集中状態になると、作業に没頭しすぎて、周囲の環境に注意を払わなくなることがあります。そのため、予定を立てることで、作業を効率的に進めることができます。
私は仕事がIT関係で得意であったためITツールをよく使い予定をたてました。
例えば下記のツールで対応ができます。図をご確認ください。
ツール | 効果 |
---|---|
タスク管理ツール | 作業を分割して管理するのに役立ちます。 |
カレンダーツール | 予定を立てるのに役立ちます。 |
メモ帳ツール | メモをとるのに役立ちます。 |
ノートツール | アイデアを書き留めるのに役立ちます。 |
チャットツール | チームメンバーとのコミュニケーションに役立ちます。 |
ビデオ会議ツール | 遠隔地にいるチームメンバーとのコミュニケーションに役立ちます。 |
過集中状態を解消し、作業効率を向上させるために、これらのITツールをうまく活用するのがよいかもしれません。
【過集中天才】よくある質問
まとめ:過集中とゾーン違いは?聞こえない?コントロールするには?ADHDやアスペルガー?発達障害
いかがでしたでしょうか。
【過集中ゾーン違い】天才ゾーンに入ると集中力が異常?デメリット?についておつたえしました。
今回の記事では、「【過集中ゾーン違い】天才」について深く掘り下げ、私自身の体験を踏まえながら、過集中の問題と対策を詳しく解説しました。
私も過去に過集中状態に入り、時間の感覚を失い、一時的に極度の疲労感に襲われた経験があります。それがまさに「過集中ゾーン」でした。
過集中の状態は、私たちの集中力が異常に高まる一方で、時間の感覚を失い、周囲の環境をシャットアウトし、疲労やストレスが溜まるというデメリットが伴います。
しかし、我々はその中に秘められた可能性も理解し、制御する方法を見つけましょう。より良いパフォーマンスとバランスの取れた生活を目指しましょう。
- 過集中は脳が周囲の環境をシャットアウトし、時間の感覚がなくなる。
- 過集中は集中力が異常に高まるが、疲労やストレスが溜まるデメリットもある。
- タイマーをセットし、周囲の人に声をかけてもらうなどの対策が過集中の制御に効果的。
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