発達障害でも英語が得意な人はいます。
学生時代に英語の成績が良かった人や、英語関連の資格を持っている人、英会話が得意な人など、さまざまです。
逆にディスレクシア(読字障害・書字障害)などで英語の学習に困難があったり、聞き取りが困難でリスニング問題が苦手だったりして、苦手意識をお持ちの方もいるでしょう。
英語が得意だと、英会話ができたりや映画などの英語が理解できる以外にも良いことがあります。
得意なことを強みとして、スキルとして仕事に生かしていくこともできるのです。
アスペルガーやADHDで英語が得意だとどうなるのか!苦手はできない?仕事に活かせる


発達障害は英語は苦手ではなく得意なかたが多いですよね。
「海外で働きたい」とか「グローバルな人材になりたい」など意識が高い夢がある方が多い人がおおいように感じます。海外旅行が好きなのも、ADHDの好奇心を手っ取り早く五感で満たしてくれるから定期的に行きたくなるのが原因だと分析しています。
アスペルガー症候群の人は機械的記憶力が優れていることが多いので、語学や歴史、地理、コンピューターなど反復練習が効果をあげる科目で優れた成績をとることがあります。学校などで友人や教師の名前、誕生日、クラスの配置や教室の広さなど細かく覚えていることがあります。沢山の情報を集めることでなんとか予想外の事態を避けようとしているのかもしれません。友人の名前や誕生日を覚えているからといって対人的関心が強いとは限りません。ある幼稚園児はクラスの友人の名前と誕生日、星座などをすべて暗記して、欠席や遅刻などについてもいちいち教師に報告していましたが、誰とも遊ぼうとはしませんでした。友人に付随する事実(情報)に関心があったので、遊び相手としての友人にはほとんど無関心でした。
発達障害の中でも言語性優位かつASDの方は語学が向いています。言語の理解が得意であり、ASDは長期記憶に優れるからです。こだわりの強さもあるので、ハマれば何年でも続けられるのも原因の1つです。
仕事に生かすチャンスがある
発達障害で英語が得意だとどのようなメリットがあるのでしょうか?
障害者枠の雇用では、得意な英語を生かすことのできる仕事はないのではないか……とあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか?
障害者雇用(障害者枠)の仕事にも、英語力を生かす・英語を使う仕事はあります。
外国人は発達障害を個性と考えている
同じ日本人同士なら、発達障害者と接した時に「あいつ何か変だな」とわかります。
なっつんも散々「変な人」と言われてきたし、20代後半に入った今でも言われます。
しかし外国人にとっては、発達障害者であっても見分けがつかないと思います。文化が違うから変なのか、発達障害だから変なのか分かりづらいからです。
また同じ日本人同士であれば、アスペの変な喋り方が気になってしまうかも知れません。でも言語が違う者同士で話せば、言葉が出てこないのもおかしいのも「外国語を喋ってるから」と許容されてしまいます。
仕事の幅が広がる
外資系企業も視野に入るし、英語を教える仕事もできる。
アスペは人前で話すのが苦手ですが、翻訳は非常に向いていると思います。
なっつん自身もアスペ(特に言語性優位の人)に向いている仕事の1つだと感じました。
海外で働くことができる
どうしても日本で生きづらいのなら、海外で働く道を考えてみるのも発達障害の人生の選択肢の1つなのではないかと思います。
もちろん、そのためには英語が必須。
トヨタ社長が「終身雇用は終わった」と言い出したと思ったら今度は「2000万貯めろ」といきなり言われたり、絶望している方も少なくないと思います。
それで「海外逃亡しろ!」と言うブロガーさんも多いですが、私はそうは言いません。私も日本が大好きですから。
でも、「いつでも海外に逃げられるんだ」というメンタリティを持って生きることには賛成です。
この国で100歳まで生き延びる方法をひたすら考えながら生きていたら、病んでしまいますよね。
でも海外に住むことが視野に入る状態だと、選択肢が広がります。
アスペルガーやADHDの英語は独学でできる環境は?


英会話の能力向上と資格試験に必要な対策は異なる
英語力をアップするためにはどのような勉強をすればよいのでしょうか?
時間がとれない・お金をかけられないなどの理由から独学で勉強に取り組むケースが多いのではないでしょうか。
英会話の力をつけたい、資格を取得したいなど目的がはっきりしている場合は漫然と英語の学習を行うのではなく、それぞれの目的に向けた対策を行うのがよいでしょう。
資格試験にも多数種類がある
英語に関する資格試験にもさまざまな種類があります。有名な実用技能英語検定(英検)、TOEICをはじめとして様々な資格があります。
資格取得を検討している場合はよく考えて
英語を使う仕事をするために、英語に関する取得を検討する方にまずお伝えしたいことがあります。
『資格がないと絶対に就職できない』という仕事は少ない、ということです。国家公務員や地方公務員など、予め入る前に試験がある場合や税理士や公認会計士などの専門的な職業は別ですが、他の業界や企業においては『必ずしも資格が必要ということではない』ことも多くあります。
ただやみくもに資格を取得すればよいというものではなく、資格やスキルは、本来は就職後に業務を進めるために持つべきものです。
苦労して取得した資格も役立てることができなければ、非常にもったいない事になってしまいます。
発達障害の人が英語の仕事につける?資格・翻訳家・英文事務など


それでは、発達障害をもつ方が英語を生かした仕事に就くにはどうすればよいのでしょうか? 障害者雇用の求人でも、英語力を生かした仕事、英語を使う仕事の求人はあります。
まずはどのような職種があるのか、求人サイトで実際に調べてみるとよいでしょう。
例えば
- 翻訳
- 英文事務
- エンジニア
- ヘルプデスク
- オンラインゲームのカスタマーサポート
などがあります。
資格について
とくに条件として求められることの多い資格にTOEICのスコアがあります。
職種や仕事の内容によりますが、600~900点程度のスコアが求められることが多く「●●点以上」(または「●●点程度」)というように書かれています。
試験対策の問題集や教本などの教材もそれぞれのスコア別に用意されているので、自分の英語力や目標に応じて選ぶことができます。
まとめ
英語は発達障害者はとても得意だと思います。積極的にとりかかるといいかもしれませんね。
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