厚生労働省の分析によると、働く女性は「今後も増えていく」とのことですから、退職代行の利用者も同様に増えていくことでしょう。中でも退職代行業者を利用する女性の職種で多いものは何だと思いますか?
それは「看護師」になるそうです。確かにどのお仕事もやりがいは非常にある反面、責任がかなりあるお仕事ですよね。
今回の記事では【確実に退職できる理由看護師】クリニックや子育てや結婚!言い方伝え方!退職理由についてお伝えします。
【看護師退職理由】伝え方!子育てや結婚!寿退社
看護師の退職者が増えている
看護師と言えば、国家資格であり、手に職の一生ものの仕事です。
しかも、大きな病院になれば託児所があったり、お給料も他の職種の女性と比べても、決して安くはありません。
おそらく日本では、結婚はまだしも、妊娠を機に退職する女性はまだまだ多いようです。その中では妊娠を機に退職する割合が低く、仮に退職しても比較的戻りやすい環境にあるのが、看護師さんではないでしょうか
なぜ看護師は退職してしまうのか
看護師が退職してしまう理由としてまず考えられるのが、「職場環境が複雑であること」ではないでしょうか。
ここ10年ほどで男性も見かけるようにはなりましたが、看護師はまだまだ女性が圧倒的に多い職場です。
女性が多いということは、そのコミュニティは、非常に複雑である可能性が高いと考えて間違いないでしょう。
看護師は患者からのセクハラが多い
看護師が退職する理由として患者からのセクハラやモラハラ、パワハラなどのハラスメントが多いことも理由として考えられると思います。
病院に来られる患者さんは、お年を召された方が多いでしょう。
なぜならば、子どもや働き盛りの方々は、放っておけない怪我や病気のときにしか、病院を利用しないからです。
お年を召された患者ですが、その方たちが現役世代としてバリバリ活躍していた頃は、セクハラやモラハラのようなハラスメントという概念は、一般的に浸透していませんでした。
ですから、何がセクハラで、何がモラハラで、何がパワハラなのかが、なかなか理解していただけていないようです。
そのハラスメントを受ける側としては、たまったもんじゃありません。ところが、それを先輩や上司に相談しても、「おじいちゃんだから〜」とか「患者さんだから〜」と言ってまともに請け合ってもらえないことのほうが多いようです。
看護師は残業時間が多い
看護師が退職する理由として「残業が多いこと」もあげられることでしょう。
例えば、一般のお店の場合、閉店10分前くらいから「閉店●分前の告知」のアナウンスが始まり、レジへの支払い準備を促すので、もし仮に閉店時間にまだレジが終わっていない方が居ても、お客さんが全員終わり閉店するまでに、それほど時間はかからないと思います。
しかし、病院になると事情は変わります。例えば、受付時間ギリギリに駆け込んできた人の病状が酷い場合は、その方の治療がおわるまで帰宅できないことが多いでしょう。
もっと言ってしまえば、受付時間ギリギリに入ってきた人の治療中に急病患者(以下、“急患”と略します)が来た場合、お店なら来客に対し「閉店時間ですので」と入店をお断りできますが、病院は急患を前に「受付時間を過ぎましたので」とお断りすることは、おそらくできないことでしょう。
そのため、仕方がないこととは言え、残業が多くなってしまうようです。また、産婦人科や小児科の看護師の場合、妊婦や初めての子育てでお子さんが小さいママの中には、かなりナーバスになっている方もいらっしゃいます。
その方々のお話をしっかりと聞いて受け止めてあげなければならないという仕事もあります。以上のように看護師さんは、心身ともに大変なお仕事なのです。そのため、退職代行を利用する方が多いのでしょう【確実に退職できる理由看護師】職場へ伝える退職理由の例文
やむを得ない理由であれば退職は確実に退職はできる
やむを得ない理由であれば確実に退職が本来はできます。
- 本人の妊娠、出産
- 本人の病気(
- 家族の病気による介護
- 契約時の労働条件と相違があった場合(休日設定、賃金、残業等)
- いやがらせ行為があった場合(セクハラ、パワハラ)
やむを得ない事情と判断され、看護師は退職可能です。
妊娠や出産、病気の場合には診断書を提出すれば職場も退職を認めてくれます。契約時の労働条件と相違があった場合や、いやがらせ行為があった場合に関しては、会社側は認めようとしない可能性が高く、しかるべき証拠を提出する必要がありそうです。
参考元:確実に退職できる理由看護師やむを得ない理由(厚生労働省)
ただ、労働時間田やセクハラなどはやむを得ない事情でも医者は求めない可能性がある
契約時の労働条件と相違があった場合や、いやがらせ行為があった場合に関しては、会社側は認めようとしない可能性が高く、テープレコーダーやメールなど証拠を提出する必要がありそうです。
クリニックと泥沼の争いになってしまい、なおいっそうのいやがらせを受けてしまう可能性も考えられなくはありません。
【看護師退職理由】クリニックへ退職理由の言い方伝え方!子育てや結婚など
確実に退職できる理由①結婚退職
特に女性の場合ですが、結婚による寿退社は退職理由として使われることがいまだに多いです。産休に入る人が多いかと思いますが、結婚を機に退職する人は今の日本ではまだまだ多いと感じます。
結婚は人生の節目の大きなイベントなので、祝福もされます。
確実に退職できる理由②メンタルが不調
看護師などは激務であるため、メンタル不調に陥る人が多いです。うつ病や適応障害など体調不良となり、全く仕事ができる状態でないことも退職の理由になります。
健康には常に意識をしていなければなりません。
よって、メンタル対策に対しては非常に気をつかうかと考えれます。
ただ、懸念事項としては休職を勧めらる可能性があります。
職場の環境が残業が多かったり、患者からのパワハラが多かったら、メンタル的にも大変きついものと考えらえます。
自身の体調不良が理由で辞める場合、引き止められない可能性が高いのでおすすめです。
体調不良の社員を無理に働かせるわけにいかないため、すんなり受け入れてくれるケースが多いでしょう。
確実に退職できる理由③親の介護
親や兄弟の身内の介護や看病も退職の理由となります。介護のため実家に帰るひとは多くいます。親の介護や看病は私自身も何度もお話をききました。
親の介護や看病を退職理由として伝えましょう。忙しいことを伝えてもよいかもしれまあ千。
会社によっては福利厚生の中に「介護休暇」があるり、取得を提案されることがあります。
確実に退職できる理由④配偶者が引っ越しをするためついていく
看護師でも引っ越しのためですと下記の事例が多いでしょう。
- 女性の場合は配偶者が転勤になったのでついていく
- さびしくなったので実家に帰りたい
「出勤するのに困難な地域」を伝えるようにしなければいけません。
実家の家業を引き継ぐ
私の経験談でも田舎の両親が年齢のため、実家の事業を継ぐために退職をしたいという人は何人か見てきました。
よって退職理由としては確実に退職ができる理由となります。
【看護師退職理由】 クリニックや子育て悩んでいるなら伝え方よりまえに
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
日本の働く女性のための法律と言えばやはり、1985年に制定され、1986年より「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」の通称で施行されている、「男女雇用機会均等法」が代表格と言えるでしょう。
そこから端を発し、その後は「セクシャルハラスメント」や「マタニティハラスメント」に対する禁止を規定するなど、国として女性が結婚や出産をしても働きやすい環境づくりを整え続けた結果、働くママの割合が72.2%まで伸びてきました。
そこから端を発し、その後は「セクシャルハラスメント」や「マタニティハラスメント」に対する禁止を規定するなど、国として女性が結婚や出産をしても働きやすい環境づくりを整え続けた結果、既述の働くママの割合が72.2%まで伸びてきました。
参照元:雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
生理休暇
働く女性の皆さんは、「生理休暇」を利用されたことがありますか?もっと言ってしまえば、生理休暇の存在はご存じでしたか?生理休暇は、その休暇がある会社とない会社が存在するわけではなく、実はどの会社でもあります!
生理休暇は、労基法68条に定められている法定の休暇だからです。そこには下記のように定められています。
使用者(会社のこと)は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない
生理のときの辛さは、出産の痛み同様、女性にしか分かりません。しかも、生理痛の痛みは、人によって全く異なります。それこそ激痛でまったく動けない方もいれば、両足の感覚がなくなるほどの痛みを感じる方も。その一方で、まったく生理痛がない女性もいらっしゃいますので、本当に人により千差万別です。
ただ、女性従業員が「生理痛がひどすぎて動けないから休ませてほしい」と申請してきた場合、会社側は休暇を認めなければなりません。また生理痛に関しては、診断書を出す必要はありません。その一方で、生理休暇に有休を使うことは、一般的に行われていないようです。
育児休暇
「生理休暇」よりもその存在を知られていないかもしれないのが、こちらの「育児休暇」かもしれません。しかしこの育児時間は、労基法に定められているれっきとした制度です。
もしも対象の女性従業員から申請されたら、勤務先はそれを拒むことはできません。もちろんこの育児時間も、正規・非正規にかかわらず、対象女性従業員が請求した場合、会社は認めなければなりません。そしてこの育児時間も、労基法67条に定められています。育児時間を定めたものは下記の通りです。
第67条 生後満1年に達しない生児を育てる女性は、第34条の休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することができる。 2 使用者は、前項の育児時間中は、その女性を使用してはならない。
引用元:労基法67条育児休暇
1歳未満の子どもを育てながら働いている女性労働者は、育児のための時間を休憩時間以外に、一日合計1時間、取得することができます。
この育児時間制度は、子どもへの授乳時間の確保や母性保護のためにつくられたという背景から、男性はこの制度を利用することができません。
【看護師退職理由】クリニックでも退職理由はいらない
退職代行とは
退職代行サービスとは、上記のような理由で退職を試みたものの退職できない。もしくは看護師として退職をいえないなど看護師に代わって、退職する旨を勤務先に連絡してくれる代行サービスです。
つまり、苦手な上長や嫌な会社に、自分で退職をする旨を伝えずに辞められるので、転職が当たり前になってきた現代に必要とされるサービスですが、実際は10年くらい前から存在しています。
新入社員や中途入社で会社に入ったものの馴染めずに気分を病んでしまったときや、ブラックなクリニックから抜け出したいときなど、自分で会社と交渉することが難しいときに使うと便利なサービスです。
退職代行業者を利用するメリット
退職代行サービスを利用する最大のメリットは、上司や患者と直接話す必要がない、もう顔を合わさなくてもよい、ということです。
このサービスを使おうとする心情は、「明日にでも辞めたい」というような、おそらく切羽詰まったギリギリの状態である場合が多いでしょう。そのため、職場の人とはもう一切関わりたくなくなっていて、ましてや退職の相談などできない状況にあると考えられます。
退職代行を利用する看護師が増えている
結婚後はもちろん、出産後も働く女性が増えてきた結果、退職代行を利用する看護師は増えてきているようです。
おそらく政府が肝いりで働き方改革を進めていることから考えても、退職代行を利用する看護師は今後も増え続けるものと考えられます。
今後も退職代行を利用する看護師は増加が予想される
近年の「蔓延的な人手不足」の社会的背景なども手伝って急激に伸びましたが、さらに、これからの起こるであろう「消費税増税」や「消費税増税に対する物価の上昇」、「消費税増税による報酬の実質的減額」などを考慮すると、今後ますます需要が増えるものと考えられます。
退職代行は、社会的背景や政治的な動きもあり、これからも必要とされ続けることでしょう。
まとめ:【看護師退職理由】伝え方!子育てや結婚!寿退社
いかがでしょうか。
【看護師退職理由】伝え方!子育てや結婚!寿退社についてお伝えします。
今働いている看護師の皆さんが、こちらの記事をきっかけに、結婚や出産、ハラスメントに関する労基法を知っておいていただくきっかけになれば幸いです。
きっと今の勤務先だけではなく、今後の勤務先でも役に立つことと思います。この知識を持っていただいた上で退職代行業者を利用すれば、きっとすんなりと退職することができると思いますよ。頑張ってくださいね!
コメント