うつ病で仕事を辞める際に必要な退職診断書のデメリットが気になることでしょう。
しかし、退職診断書のデメリットを回避し、スムーズな退職や転職を実現する方法も存在します。
本記事では、適切な医療機関の選び方や助成金、制度の活用方法、就労支援機関との連携など、実践的な解決策を提案します。こ
れらの解決策は、専門家の意見や実際に退職や転職を成功させた人々の経験に基づいています。
さらに、退職代行サービスを活用することで、ストレスやトラブルを避けながらスピーディに退職できる方法も紹介します。
これらの解決策を実践すれば、退職診断書のデメリットを最小限に抑え、新たなステージでの活躍につながるでしょう。是非、本記事を参考にして、自分に適した方法を見つけてください。
私自身は医者となり、うつ病と診断されて休職と診断されたことがあります。その他、発達障害になってしまい、うつ病となる理由が判明はしましたけれども。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と4歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- WEB業界を辞め、障害と闘いなら自営に転身
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
【退職診断書デメリット】仕事を辞めたい診断書の取得方法や費用
①退職診断書を取得する方法
仕事によるうつ病は、退職や転職によって直ることもありますが、仕事を簡単に辞められない方は多いかと思います。
会社や仕事を辞められないという使命感やプレッシャーが、さらにうつを進行させる原因にもつながるため、早い段階で気持ちを軽くすることが大切です。
うつ病と疑いがあるなら心療内科に行き、診察をうけて診断書をもらうようにしましょう。医師に「診断書を発行してほしいです」と相談してみましょう。 そこで医師が「診断書を発行することができる」と判断した場合に、発行してもらうことができます。
うつ病休職時には、医師の診断書を必要とする場合が大半です。就業規則にも書かれていることはおおいです。
様々な保障を受ける際にも医師に記入してもらう書類があります。適切な診断のもと適切な治療を受けることが、状態の改善の近道です。
診断書とは、うつ病など心の病気で学校や会社を休む際に必要となる書類です。 診断書と一口に言っても、クリニックの書式で作成する休業や配慮に関する診断書は即日発行可能です
診断書のもらいかたは下記に記載しています。
② 会社に診断書の提出はなぜ?
一般的に診断書は必須ではありませんが、会社によって異なるため就業規則を確認しましょう。
企業は、従業員の健康状態を確認し、仮病による欠勤防止のために診断書の提出を求めています。
会社や学校は、メンタルヘルスの治療を受けている従業員や生徒の健康を守るために、診断書を要求することがあります。
休職についても労働基準法には明確に定義されていないため、企業の裁量に委ねられます
従業員の健康状態を確認し、復職が可能かどうかを判断することにも利用します。
診断書には下記にもしめしていますが、法的な効力もあります
③退職に診断書が必ず必要というわけではない
体調不良の場合とは関係なく、民法627条より2週間が経過していれば退職は可能となります。診断書が必要とは法律では記載されていません。
雇用期間が定められていない正社員の退職は本人の意思で決められるため、診断書がなくても退職できます。
627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。 この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。 期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。
引用元;民法627条(厚生労働省)
有期雇用の場合はやむ得ない事由を検討する必要あり
それでも有期雇用で1年がたっていないと退職ができない場合があります。
それでもうつ病などの体調不良はやむを得ない事由になり退職は可能となりますので、会社につたえてみましょう。
やむを得ない事由とは社会通念上労働契約を続けることができないようなものをいいます。
具体的には下記に記載しています。
④うつ病では就職困難者になる条件が違う?
就職困難者として認定されるには、通常、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持している方が対象になります。
また、うつ病の診断がある場合は、医師の診断書で就職困難者に認定されます。
⑤診断書の費用
うつ病の料金料金も心療内科や精神科によって費用は異なります。
基本的に2,000~3,000円が相場といいわれえちます。
血液検査など複雑な検査をうける場
⑥診断書取得時の医師とのコミュニケーションで意識すること
休職を検討している人は、何らかの精神的ストレスを抱えていることがほとんどなので、早めに心療内科や精神科に相談しましょう。
自分ではさほど問題がないように感じていても、医師からすると休職の必要性が大いにある場合もあります。
体に何か存在していないか医師に報告をしてみましょう。
気持ちの部分だけではありません。体調面の不調もあるかと思います。下記のような症状を医師におつたえしましょう。
- 疲れているのに眠れない
- 寝てもすっきりしていない・熟睡できない
- 体がだるい・動かしにくい
- 食欲が出ない
- 過食
- のぼせ・冷えが常にある<
- 頭痛・動悸を感じる
- 下痢・便秘が多い
- めまい
- 体調がよいと感じる日が減った・常に体調が悪い
まずは産業医や医師など専門家の意見を聞いてみましょう。
うつ病での退職診断書にデメリットはあるの?仕事を辞めたい診断書
①:退職診断書を取得する費用がかかる
デメリットは精神科へ通う際に交通費が必要、診察を終えた後に受付に治療費を払う必要が生じるなどです。
治療費に関しては来院した直後に受付に保険証を出してあれば、治療費のほとんどを削減できます。ただ、自立支援医療機関に通院すれば自己負担が1割になります。
精神障害及び当該精神障害に起因して生じた病態に対して病院又は診療所に入院しないで行われる医療(通院医療)です。
症状が殆ど消失している患者であっても、軽快状態を維持し、再発を予防するためになお通院治療を続ける必要がある場合も対象となります。
詳しくは下記のサイトをご確認ください。
②住宅ローンを組めない可能性がある
うつ病で精神科や診療内科にかよっている場合には団体信用生命保険に加入できません。よって、通常の住宅ローンの審査には通りづらくなっています。
団体信用生命保険とは、住宅ローン返済中に契約者に万が一のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のことになります。
団体信用生命保険には、契約者の健康状態を保険会社に伝える告知義務があります。告知書には自分の病気や投薬の経験を記載する必要があり、精神科の通院歴や処方箋を受け取っている場合は申告する必要があります。
ただ、精神科の通院歴がある方は団体信用生命保険にて告知するとおつたえしましたが、3年以上
前に完治していれば組める可能性はあります。
③新卒で入社、会社で健康保険組合に入ってなかったら給付金をもらえない可能性
傷病手当をもらえることがメリットおつたえしましたが、逆に傷病手当をもらうには条件がございます。その条件にたってしていなければ傷病手当をもらえない可能性があります。
新卒などで入社した場合にはすぐに傷病手当に該当してないこともあり、給付金をもらえない可能性はあります。
ただ、その生活に困っている場合には市役所や区役所など公的機関に一度相談してみるとよいかもしれません。
④もし復職をしたとしても出世ができない可能性
本当に会社によりますが、そのような視線でみられてしまうことがあります。会社が原因でうつ病になってしまったのであれば、いくら頑張っても報われない可能性があります。
その場合に退職を検討するのもよいかもしれません。やっぱり仕事は楽しくやりたいですからね。ずるいといわれるような会社では働きたくないと思います。
私の体験談でもうつ病で休職をしたんだという視線でみられたことがあります。
⑤転職活動で不利になる可能性がある
診断書をもらったことにより転職が不利になることはありません。ただ、診断書をもらったことによって休職期間があいてしまったことで不利になる可能性はあります。
また、住民税で不利になることもあります。
会社員の「住民税」は、前年の所得額によって決まります。そして、企業の給与から自動で天引きされるので、毎月の納税額が少ないと、期間の休職を疑われる可能性があります。
基本的に経理担当しか触れないので、直属の上司が経理を担当していない限りは知られることがありません。
企業勤めのサラリーマンの場合はは、住民税のの納税法を「普通徴収(給与天引きではなく、分で納付する法)」に切り替えることはできません。
給与を支給している会社(事業主)が、従業員個の住税を源泉徴収して納付しなければならないことになっているからです。
⑥退職後の人間関係に影響が出る可能性も
メンタルヘルスの診断書で周囲に知られてしまうのは、誰もが嫌だと思います。診断書により差別や偏見を受ける可能性があるとかんがえてしまうからです。
特に、会社全体に知られるのは、仕事に大きな影響を与える可能性があります。また、親に知られるのは、親の心配をさせてしまうため、嫌な思いをするかもしれません。
うつ病で診断書をもらった場合、周囲から「甘えている」「仕事ができない」などと言われてしまうことがあります。
ンタル不調を隠すことは、病状を悪化させる可能性もあります。
うつ病での診断書をもらうことを検討している場合は、周囲に知られる可能性を十分に考慮する必要があります。
私の経験からは診断書で会社をやめましたがうつを心配してくれる先輩方が多く人間関係に影響はありませんでした。
⑦会社から不利益を受ける可能性がある
退職診断書を提出することで、会社から不利益を受ける可能性がある理由はいくつかあります。
下記が例としてあげられます。
問題 | 説明 |
---|---|
退職金や手当 | 退職金やその他の退職手当は、一般的に勤続年数や年齢に応じて支給されます。退職診断書を提出することで、退職年数が短くなるため、退職金やその他の退職手当が減額される可能性があります。 |
昇進や昇給の機会 | 昇進や昇給は、一般的に勤続年数や業績に応じて行われます。退職診断書を提出することで、退職年数が短くなるため、昇進や昇給の機会がなくなる可能性があります。 |
会社で不当な扱い | 退職診断書を提出することで、会社から不当な扱いを受ける可能性があります。例えば、退職診断書を提出した従業員に対して、他の従業員よりも厳しいノルマを課したり、休職を命じたりすることがあります。 |
解雇される可能性がある | 退職診断書は、退職理由を証明するための書類ですが、会社は退職診断書を退職理由として解雇することがあります。 |
退職診断書デメリットでなくうつ病で仕事を辞めたい診断書にメリットもある!
①うつ病で仕事を辞める診断書でメンタルの悪化を避けられる
診断書があることで、会社と退職について不毛な争いをする可能性が減り、健康的になり、メンタルを崩す可能性も減ります。
診断書は、退職理由を証明するだけでなく、会社と退職について話し合う際に、客観的な根拠を示すことができます。そのため、会社も退職理由を受け入れやすくなり、不毛な争いを避けることができます。
退職後の休職や療養が認められやすくなり、メンタルを崩すリスクを軽減することができます。診断書があれば、会社も退職後の休職や療養が必要であることを理解し、支援してくれる可能性が高くなります。
②就職困難者なら失業手当を長くもらえる可能性あり
休職をしてしまい、結果として退職をする場合にはハローワークで就職困難者となり失業保険をもらえる期間が延びる可能性があります。
就職困難者とは下記の方が条件であり、医師の診断書があれば失業手当をもらえる期間がのぶるのです。
就職困難者とは、疾病や障害などの理由により、就職が困難な状態にある人をいいます。就職困難者には、障害者や難病患者、精神疾患患者などが含まれます。
- 精神障害者保健福祉手帳を持っている方もしくは統合失調症‧躁うつ病‧てんかんに該当する場合は医師の診断書があること
- 保護観察に付されている方
- 社会的事情により就職が著しく阻害されている方
障害のある方の給付期間は、一般の方よりも長く設定されており、就職活動を行っていく上でも安心できる要素になるかと思います。
就職困難者の失業保険は下記に記載しています。
③退職理由が明確になる
うつ病で退職する場合、会社はなぜ退職するのか理解できないことがあります。ただ、退職診断書があれば、退職理由が明確になり、会社から理解してもらいやすくなります。
退職診断書には、医師の診断と、退職が必要な理由が記載されています。
会社に提出することで、退職理由を理解してもらいやすくなり、休職や治療を認めてもらうことができます。
また、退職後に必要な治療や休養の期間も記載されている場合があります。この情報があれば、会社は退職後の休職や治療を計画しやすくなります。
メンタルヘルスの不調で退職する場合、とても役立つ書類です。もし、メンタルヘルスの不調で退職を考えている場合は、医師に相談し、退職診断書をもらうことを検討してみてください。
④スムーズに退職をすることが可能
民法の規定でも2週間は会社にのこらなければなりません。会社が同意すれば即日退職ができるからです。
精神科の診断書があれば「即日退職は仕方ない」をさせなければならない理由があります。
会社と従業員は労働契約をかわしています。
精神科の医師という社会的に信用のある職業の診断書となります。。会社と従業員は労働契約をかわしています。退職を拒むことになると、会社には「安全配慮義務」を違反したことになります。
会社の安全配慮義務を考慮すれば、社会的しんらいのある精神科の診断書がある以上、従業員の健康をまもらなければなりません。
法律で会社に課されている義務をみれば、明らかです。労働安全衛生法では、会社は労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施する義務を負います。
安全配慮義務を怠ったときは会社が損害賠償を請求されることもあるのです。よって医師の書いた退職診断書は「体調不良の証明書」です。無理に働かせて訴えられる可能性があります。
⑤退職金や失業保険の受給資格を得ることができる
失業保険は国の規則によりハローワークに申請すればもらえることが可能です。
ただ会社をバックレるとと、退職金の受給資格を失う可能性があります。
退職金は法律に明記されていません。
退職金は、会社が従業員に支給する任意の給与です。
退職金制度を導入している会社では、退職金規程や就業規則に、退職金の支給額や支給条件が定められています。
また、退職後に再就職が難しくなる可能性もあります。そのため、メンタル不調で退職する場合は、退職診断書をもらうことを検討することをおすすめします。
⑥診断書は会社と裁判になった場合に法的効果がある
診断書は、医師が作成した公的文書であり、労働者の病気やケガを証明する役割を果たします。
診断書は、医師が患者の病状や治療内容を医学的に証明した書類です。裁判では、事実関係を明らかにするために証拠が提出されます。
診断書は、病状や治療内容を客観的に証明する重要な証拠となり得ます。そのため、会社と裁判になった場合に、診断書は法的効果を発揮する可能性があります。
そのため、会社が労働者を解雇したり、休職させたりした場合、労働者は診断書を裁判所に提出して、解雇や休職が不当であることを主張することができます。
⑦再就職支援がうけられる?
再就職支援とは主にハローワークやその他の公的な職業安定機関、または民間のキャリアセンターや就労支援施設が提供するサービスを指します。
例えば下記のような例があります。
支援内容 | 概要 |
---|---|
職業相談 | 専門のキャリアコンサルタントが再就職に向けた相談に応じ、アドバイスを提供します。 |
求人情報の提供 | ハローワークやキャリアセンターは、多くの企業からの求人情報を提供します。これにより、自分に合った職種や企業を探すことが可能となります。 |
就職活動のスキル向上支援 | 履歴書の書き方や面接の対策など、就職活動に必要なスキルを向上させるための支援も行われます。 |
職業訓練 | 一部の公的機関や施設では、新たなスキルを習得するための職業訓練も提供しています。これにより、職業選択の幅を広げることが可能です。 |
健康状態への配慮 | 退職診断書がある場合、その内容によっては、職場での健康状態への配慮が必要な方向けの特別な支援を受けることも可能です。たとえば、障害者雇用支援などが該当します。 |
【退職診断書デメリットって?】よくある質問
まとめ:【退職診断書デメリットって?】仕事を辞めたい診断書を紹介?
いかがでしょうか。
【うつ病診断書デメリット・メリット】休職!うつ病と診断されたらどうするについてお伝えしました。
私の経験上ではうつ病で診断書をもらい、休職や退職をなんどもくりかえしましたが、休んだことにより自分というものを見つめなおすことができてよかったと感じています。
今回の記事では、【退職診断書デメリット】に焦点を当て、うつ病で仕事を辞める際の懸念や不安を解消する方法を紹介しました。
私自身の体験も踏まえ、適切な医療機関の選び方や助成金、制度の活用方法、退職代行サービスの利用など、具体的な解決策を提案しました。
これらの方法を実践することで、読者の皆さんが退職診断書のデメリットを回避し、新たな人生のステージで輝く未来を手に入れることができるでしょう。
シバッタマン
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