SEOでは「カニバリ」という単語を頻繁に耳にします。
2018年ごろからですかね。上位サイトがなぜか表示されなくなった。見逃しがちだが意外と深刻なこの問題を、改めて理解しておこう。
カニバリゼーションの類義語は、そのまま翻訳ですが「共食い現象」が挙げられます。
サイトのSEOコンディションをさげてしまいSEOのバランスが非常にわるくなります。
自分自身でカニバリの特定ができるようになり、解消まで持っていけるようになること目的とします。
カニバリの概念について読み進める方は、カニバリの特定方法・解消方法の箇所から紐解くようにします。

今回の記事では【カニバリゼーションseo】キーワードのカニバリ重複ページの調査や見つけ方や解決策!ツール!アフェリエイトについてお伝えします。
【カニバリゼーションseo】の問題点

まずカニバリゼーションっなんなの?
キーワードカニバリゼーション(カニバリ)とは、自サイトの複数ページが「同一検索キーワード」「同一検索意図」に対して競合することです。
カニバリが発生することで、「CTRや被リンク、コンテンツ、コンバージョンなど、各種指標」を2つに分割してしまいます。カニバリにも、いくつかのパターンがあります。
問題点①カニバリはSEOで影響がでてしまう
複数のページで同じキーワードや類似のキーワードをターゲットにしています。

検索エンジンから見て「混乱」が生じてしまいます。どのキーワードに対してどのページを表示すればいいかわからなくなってしまうのです。
これは、関連するページが持つSEOのポテンシャルを損ないますが、気づかないことが多いのも事実なのです。
問題点②SEOの評価が分散する
SEO評価を正当にGoogleに評価してもらえなくなります。

1つのページでこの問題がどれほど足かせになっているかを見積もるのは難しく、ポテンシャルが損なわれた複数のページにわたる問題です。
「検索エンジンがサイトのどのページを表出すべきか」をわからないため、検索結果に複数のページが表出していたり、検索するタイミングによって表示されるページに変化があるのです
問題点③SEOでの被リンク評価が分散してしまう

リンクは昔から今でもSEOでも大切な要素です。そのリンクがカニバリがあるとことによって被リンクの評価も分散しまいます。
被リンクを特定のサイトからもらえたにも関わらず、リンクジュースはもらえないことになってしまいます。
問題点④カニバリでクロールバジェットが分散

「クロールバジェット」とは、「グーグルのクローラーであるGooglebotがそのサイトを一定期間にどれぐらいクロールするかの割り当て枠」という意味合いで使われている言葉です。
大規模サイトになればそれだけクローラーのリソースを食います。SEOでは、数少ないクローラーのリソースをどれだけ綺麗にサイト内をクローリングするかが重要となってきます。
各種ページのクロール頻度を高めるためにも、クロールバジェットの無駄遣いを極力避けることが大切になります。そのためにもカニバリの対策が必要になります。
問題点⑤同一サイトに類似コンテンツがあることで評価が低下してしまう

同一アフェリエイトサイト内に同一の検索キーワードや意図に対して複数のページがあることが、直接的にサイトやページの評価を下げることもあります。両方のページがインデックスされており、検索結果にも出続けているのであれば、基本的には重複ページ扱いはされません。
上記のように同一サイト内での評価分散を引き起こして、本来持っている100%のポテンシャルがGoogleに伝えるようにしましょう。
問題点⑥ロングテールの効果
キーワードカニバリゼーションを起こしていてもコンテンツの量が増えていくことに達成感を感じるかもしれません。
しかし、長期的視野で考えると、ロングテールの効果がうすれてきます。

ユーザーが新しい情報を得たいと思っても、同じような内容ばかりだとすぐに離脱しまいます。つまり離脱率がよいのはSEOの評価もよくないですよね。
【カニバリゼーションseo】キーワードの見つけ方や解決策!

カニバリの特方法は

カニバリゼーションを特によく目にするのは次の2カ所となります。
見つけ方①メタデータ
複数のページで、メタデータ(主にtitle要素や見出し)が同じキーワードや非常に似通ったキーワードをターゲットにしている場合に、カニバリゼーションが発生します。
見つけ方②ページコンテンツ

同じドメインのサイトの複数のページで、非常に似通ったページではカニバリゼーションが起こります。通常は上述の例より手間がかかりますね。
競合するすべてのページを見つけてから、この問題に対処する最適なアプローチを決める必要があるからです。
その場合には下記の見つけ方を参考にして特定してください。
【カニバリゼーションseo】キーワードの確認・調査ツール


カニバリの見つけ方をお伝えします。AhrefsやSEMRushなど利用する方法でもっとも簡単にわかる方法もありますがツールが高いので安価での見つけ方をお伝えします
①:GRC

GRCという順位計測ツールを利用することで、カニバリを簡易的見つけやすくなります。


カニバリが発生していると、上記の画像のように検索結果に表示されるURLが変わってしまいます。結果として順位も大きく落ちています。どのURLが検索結果面に出ているのかも定期的に確認していくことは非常に重要です。
検索順位チェックツールGRCは、ウェブサイトの日々の検索順位を調査、記録するSEO対策の基本ツールです。 2004年に配布を開始して以来多くのサイト運営者様に利用されており、SEO対策会社での採用実績も多数。
具体的には、計測した順位が確認できる画面の右下にある日付ごとの順位と表出URLが一覧で見られる箇所を確認します。LPは固定されているはずです
下記のボタンより公式サイトへ遷移することができます。
②:Googleサーチコンソール

カニバリを特定するにはGoogleサーチコンソールを利用する方法もあります。
ただ、Googleサーチコンソールを利用する方法は時間がかかります。
URL単位、キーワード単位で確認していくのは、ツール「GRC」やコマンド「site:」を利用してカニバリが疑わしいとなったものを探すのがよいでしょう。
③ahrefs


ahrefs.comでも確認ができます。すると、このようにサイトの詳細が表示されます。
トップページでカニバリゼーションを検証したいサイトのURLを入力します。
このページにて、左メニューにある「オーガニックキーワード(Organic Keywords)」をクリックすると、キーワードの一覧が表示されます。


「フルエクスポート」を選択し、CSVフォーマットを選びます。
環境によってはダウンロードされたファイルが文字化けしてしまう場合がありますが、もし文字化けする場合は、CSVフォーマットをどちらかに変更すれば直るはずです。
「フルエクスポート」とCSVフォーマットを選択したら、「エクスポートを開始する」をクリックすれば、ファイルがダウンロードの準備が開始されます。そして画面右上に表示される「Download」を押すと、パソコンにセーブされます。
ダウンロードしたスプレッドシート上に、「2」でダウンロードしたデータファイルをインポートします。
前述のスプレッドシートを開き、1Aのセルをクリックした状態でトップメニューのファイルをクリックします。

コマンド:site
site: というGoogle検索用のコマンドの簡易的な方法もあります。
「site://abc.com ×××」とGoogleで検索するのです。
abc.comにはカニバリが発生していないかどうかを検索したいドメイン、テキストにはカニバリが発生していないかどうかを確かめたいキーワードを指定します。
指定したドメインの全ページのコンテンツに対してテキスト検索をします。
この際の検索結果画面で表示させたいページが最上位に表出しなかった場合にはカニバリの可能性はあります。
【カニバリゼーションseo】キーワード調査して解決方法は?

解決策①カニバリが発生しているページが見つかった

そのキーワードに対して優先的に表出したいページはどれかをを考えます。
解決策②カニバリを発生させているページの必要性

カニバリを発生させているページは必要かどうかを考えてください。「そのページはユーザーにとって必要か?」だけを考えるのもよいでしょう。
解決策③カニバリしているページが不必要?

ページが不要であればまず削除とかんがえるかもしれません。ただ、削除をしようとしているページにSEO価値があるかどうかを考える必要があります。
SEOは、ページに集めた「資産」の総和でドメインの価値が決まります。被リンクやSNSのシェア数などの基本的な外部要因を考えてください。
そのページに被リンクがついていたり、過去にSNSでバズったりして拡散数が多い場合などには、削除してしまうことでそれらの資産が失われてしまいます。
少しでも価値があるのであれば、リダイレクトも検討しましょう。不要なページから必要なページへのリダイレクトをします。
【カニバリゼーションseo】キーワードのカニバリ重複ページの調査や見つかった場合の
【カニバリゼーションseo】キーワードのカニバリ重複ページの解決策

解決策①タイトルやHタグの変更で対処

両方のページにカニバリが発生しているキーワードが含まれているかご確認ください。もし重複しているようであれば検索結果に出したくないページからワードを消しましょう。
meta descriptionについては特に疎かにされがちですが、カニバリ対策には非常に効果的なタグになります。
解決策②内部リンクの変更

アンカーテキストを変えるなどかんがえてみるのも検討しなくてはいけませんね。検索結果に出したいページにむけて、検索結果に出したくないページから対策キーワードをアンカーテキストにしたテキストリンクをはります。
内部リンクにて主従関係をつけてあげることでカニバリを解消することができる場合も多いです。
アンカーテキストやaltタグ内に似たキーワードが記載されていた場合にもカニバリとなる場合もありますのでご注意ください
まとめ:【カニバリゼーションseo】キーワードの調査ツールや見つけ方や解決策!
いかがでしょうか。
【カニバリゼーションseo】キーワードのカニバリ重複ページの調査や見つけ方や解決策!ツール!アフェリエイトについてお伝えします。
キーワードカニバリゼーションはサイトの規模を大きくしようと頑張ってきた場合に発生するリスクのある現象です。
この種のキーワードカニバリゼーションは通常、相当量のテキストを含む記事ページやトランザクションページで起こる場合が多いでのです。
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